ECサイトを使ってショップの売り上げを拡大しよう
店舗で販売するだけでなくECサイトを持つことで、販売のチャネルを一気に拡大できます。近年では、さまざまなECサイトのプラットフォームがあり、いろいろな業種の店舗が手軽に自社の商品を販売できる環境が整ってきました。この記事では、ECサイトのメリットを解説します。また、デメリットとそのソリューションについての提案もあります。
ECサイトの市場規模は拡大している
経済産業省による調査によると、2019年度の日本のBtoC-EC（消費者向け電子商取引）は、19.4兆円規模にまで成長しています。大企業だけでなく、小さなショップや個人の店舗でもECを活用した売上アップに成功しているのが現状です。たくさんあるECサイトを持つメリットのなかから、3つのポイントに絞って解説します。
どこでもいつでも販売できる
実際のテナントにショップを構えているなら、訪れてくれる方の大半は、店舗の近くに住んでいる人であることが多いでしょう。よい商品やサービスを心がけていても、消費者にとってもっと手軽に行けるお店があるなら、わざわざ遠くのお店に行くことはありません。
インターネットにショップを持つと、消費者にショップを訪問する手間を感じさせずに、手軽に買い物をしてもらえるようになります。事実上世界中のどこからでもショップに訪れることが可能になり、パソコンやスマートフォンを使ってサービスを提供できるのです。
また、実際のショップなら、店舗がオープンしている時間が限られてしまいます。営業している時間内だけで、すべてのお客さんに対応できるわけではありません。お店が開いていれば買い物をしたかもしれないという潜在的な顧客もかなり存在するはずです。
ECサイトのショップは、ほぼ24時間365日体制で、訪問してくれるすべての消費者への対応が可能になります。
人件費や店舗のコストが少ない
実際のテナント型店舗では、常に接客のためのスタッフを配置しておく必要があります。アルバイトスタッフのシフトを組んだり、欠員補充のための緊急対応が必要になったりします。
ECサイトでは、常時スタッフが待機しておく必要はありません。訪問してくれたお客さんが買い物をしやすいように、商品の写真や解説を丁寧にサイトに掲載しておくなら、問い合わせの量も最小限にできます。受注情報を処理して発送するための人員を手配して、簡単なマニュアルに沿って作業できるようにしておきましょう。
多くの人にショップを知ってもらい来店してもらうためには、よい立地の店舗が必須で、かなりのコストをかけてテナント契約をすることが必要です。また、訪れたお客さんが欲しい商品を十分に揃えておくために在庫を置いておくスペースを確保することも、コストになってしまいます。
ECサイトなら、テナントの契約は必要ありませんし、予約販売や受注生産などの販売方法に設定することが可能で、在庫を置かずに運営できます。予約の数に応じて、過不足なく商品を手配して発送するという運用も可能です。
顧客情報を販売戦略に活かせる
ECサイトでは、購入するときに、顧客情報を入力して、決済したり発送したりすることになります。店舗側には購入客の情報が残され、アフターケアができたり、販促のメールを送ったりすることも可能です。
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ECサイトのデメリットには解決策がある
ECサイトを運用していくうえで、実際の店舗と違ってデメリットとなってしまうところがあります。問題点とその解決策を紹介します。
集客がしにくい（広告・SNS・SEOなどを駆使するとよい）
ECサイトは実際のショップと集客のメソッドが異なります。これまでと同じような方法が使えないので、ECサイトの集客は難しいと思われてしまうことがあります。
Webの集客の基本はSEO
ECサイトの集客はWebを使った広告が主な方法です。Googleなどでキーワード検索をしたときに、自社サイトがより上位に表示されるようにするために施す施策をSEOといいます。検索サイトのアルゴリズムに、自社のサイトがあるキーワードに関する有益な情報があると認識してもらうことで、検索結果の上位にポジショニングでき、より多くの流入を期待できるようになります。
Web広告を駆使して集客
検索サイトには、有料で上位の表示位置に配置してもらえる、リスティング広告という機能があります。指定した特定のキーワードで検索されたときに、自社サイトへのリンクが目立つ箇所に配置しているので、多くの流入が期待できる仕掛けです。
SNSで口コミマーケティング
SNSを使って情報を発信し、商品について知ってもらったり、キャンペーン情報をお知らせしたりして、サイトに集客するという方法もあります。既存の顧客に届いたメッセージを周りに拡散してもらえることで、口コミのような形で顧客層を増やせるのが強みです。
ベネフィットを提供し価格競争から脱却する
インターネットで商品を検索すると、たくさんのショップが同じような商品を出品していることがあります。消費者側からすると、同じような商品がある場合には、より安い価格で販売しているサイトから買いたいという心理が働きます。それぞれのショップが他社よりすこしでも安く販売するようになり、価格競争がはじまり、適正な利益を得られなくなってしまうのです。
価格競争から脱却するためには、商品の価格以外にベネフィットを感じられる仕組みにしていくことが肝心です。また、購入してくれた顧客が再びサイトに訪問してもらえるようにすることも重要な施策ポイントとなります。
商品を使っている様子をイメージさせる
このアイテムがあればどのように自分がよい体験ができると感じられるかについて追及できるようにしましょう。商品の基本的なスペックを伝えるだけでなく、どのように活用できて役立つのかをイメージできるようにデザインします。
商品ページだけで説明するのではなく、オウンドメディアのブログ記事などで、商品が開発された経緯や、どんな情熱を持って生産しているのかなどを紹介することもできます。画像や動画で詳しく説明するなら、付加価値を感じてもらえて、購買行動へとつながっていく可能性が高まるはずです。
ポイント制度でリピーターをつくる
ECサイト内で、ポイント制度を採り入れる施策も、購入してくれた顧客に戻ってきてもらうのに有効です。ポイントを使うためには、ある程度ポイントを貯める必要があります。ポイントを貯めるために、また同じショップで購入したいという心理が働くことでしょう。さらに別の商品を購入してポイントを使えるようにしたいという消費者行動にもつながります。
ECモールのショップの場合でも、価格を下げるのではなく、ポイントの還元率を高く設定できます。上級会員やヘビーユーザーは、ポイントがより溜まるショップで購入することが多いので、訴求効果が期待できます。
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ECサイトをはじめるならShopify
ECサイトをはじめるなら、どのプラットフォームにするかを決める必要があります。ECサイトのメリットを最大化できて、デメリットへの対策が講じられるものをチョイスしましょう。「Shopify」は、世界中で数百万件のショップが使っているECサイトのプラットフォームで、効率的に運用して売上アップを目指すための便利な機能がたくさんあります。
初期費用なしで簡単にショップをオープン
Shopifyはクラウド型でショップを管理できるECサイトです。初期費用は不要で、月額約3,000円のプランからスタートできます。管理画面で、ショップのイメージに合ったデザインテーマを選択して商品を登録すると、もう販売開始が可能です。決済手数料も比較的低く設定されているのもShopifyの強みのひとつといえるでしょう。
多彩な機能で集客できる
Shopifyは、さまざまな機能があり、集客力を高めたり、業務管理をしたりしやすくなっています。SNSやほかの販売チャネルとの連携が簡単に取れるので、より多くの方に来店してもらえるのがポイント。
また、サードパーティによって開発された「Shopifyアプリ」を使ってさらに機能を拡張できます。たとえば、POS連携の機能を使うなら、既存のショップの在庫管理などもShopifyだけでおこなえるようになり、効率的です。
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まとめ
ECサイトを持つことで、さらに多くの方に自社の商品を届けることが可能になります。実際のテナントと違った戦略を持つ必要がありますが、ショップに来てもらい購入してもらえるようにする施策を駆使して、売上アップを目指せます。ECサイトのプラットフォームとしてShopifyを選ぶと、初期費用なしでランニングコストもとてもリーズナブルにはじめられます。いろいろな戦略を試せるShopifyで自社ECサイトを成功に導きましょう。
株式会社ユニアースでは、shopifyを使ってECサイト構築から完成後の保守・サポート、Web広告までワンストップで行っております。
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