【2023年最新】Googleショッピング広告の始め方から運用のコツまで解説

2023.06.05(月)
コラム
【2023年最新】Googleショッピング広告の始め方から運用のコツまで解説
この記事は約10分で読めます。

ネット上で商品を宣伝したいと考えたことがある方なら一度は「Googleショッピング広告」という商品の宣伝方法を聞いたことがあるのではないでしょうか。

「Googleショッピング広告をどうやって始めるか分からない」
「フィードの登録やGoogleの様々なプラットフォームの登録が難しそう」
など、Googleショッピング広告について上記のようにお悩みの方も一定数見受けられます。

そこでこの記事では、Googleショッピング広告について詳しく解説していきます。
これからGoogleショッピング広告での広告運用を始めてみたいと考えていた方は是非参考にしてみてください。

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Googleショッピング広告とは

Googleショッピング広告とは

Googleショッピング広告とは、Googleの検索結果ページやGoogle Maps上に商品を表示する広告サービスです。
品画像や価格、在庫状況などの情報を含む商品カードを表示し、ユーザーが興味を持った商品をクリックすることで、商品詳細ページや購入ページへと遷移させることができます。
Googleショッピング広告では、検索順位やクリック率などを基準に商品カードを表示され、
告主が複雑な設定をせずとも、ユーザーが検索したキーワードに関連する商品を自動的に表示することができ、ユーザーに効率的にアプローチできます。

また、Googleショッピング広告の商品カードには商品の価格だけでなく、画像や説明、在庫状況などの情報が表示されるので、ネットショッピング時に不安な気持ちを抱えるユーザーが安心して買い物ができるような情報を提供することが必要です。

Googleショッピング広告にかかる費用

Googleショッピング広告にかかる費用

Googleショッピング広告には有料枠と無料枠(無料リスティング)が存在します。

しかし無料枠の広告は有料枠の下に掲載されるため、商品をより宣伝したい場合は有料枠を利用することをオススメします。

また、以下のように無料枠と有料枠の両方を使う方法もおすすめです。

  • 無料枠でインプレッションがよかった商品を有料枠で宣伝する
  • 有料枠で商品を宣伝して、足りない情報を補助するような形で無料枠を使う

Googleショッピング広告の支払い方法には、クリック単価(CPC)という方式を採用されています。
クリック単価方式とは、ユーザーが商品カードをクリックした際に広告主が広告費用を支払うことです。

Googleショッピング広告のクリック単価は、商品カテゴリや地域、業種などによって異なり、また様々な要因によって変動します。
例えば、競合広告主が多いキーワードに関する広告や、商品カードがクリックされやすい位置に表示される場合は、クリック単価が高くなる傾向があります。

クリック単価方式では、広告主が広告の最適化を行ったり、広告配信時間や地域などを調整したりすることで費用を抑えることも可能です。
具体的なクリック単価を知るには、Google Merchant Centerやキーワードプランナーを利用することで、予測クリック単価を確認することができます。

また、Googleショッピング広告は、広告主が毎日の支払限度額を設定することが可能です。
この支払限度額を超える広告配信は行われませんので、予算が限られている際でも安心して使えます。

Googleショッピング広告を利用する4つのメリット

Googleショッピング広告を利用することには、以下の4つのメリットがあります。

  • 商品ページへ直接誘導できる
  • 広告費用を抑えられる
  • Google AdWords内で管理できる
  • 実店舗への集客も可能

それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

商品ページへ直接誘導できる

Googleショッピング広告では、商品カードという形式で検索結果ページやGoogle Maps上に商品の画像や価格などの情報を表示します。
商品カードが気になったユーザーは、商品カードをクリックすることで、直接商品ページへとアクセスすることができます。
商品ページへ誘導することで、ユーザーは商品をより詳細に確認することができ、購入の意思決定に繋げる確率を高めることができます。

また、Googleの検索エンジンやGoogle Mapsは、多くのユーザーが利用するサービスであるため、広告を表示することでより多くのユーザーに商品を知ってもらうことができます。
直接商品ページへ誘導することができるおかげで、商品を知ったより多くのユーザーを効率よく購買に繋げることが可能になるのです。

広告費用を抑えられる

Googleショッピング広告では、広告費用の支払い方法にクリック単価(CPC)を採用しているため、ユーザーが広告をクリックして初めて費用が発生します。

したがって、商品に興味のあるユーザーに対して広告費用を払うことになるため、広告費用を最小限に抑えながら、より多くの商品を購入するユーザーを獲得することができます。
またGoogleショッピング広告は、商品画像や価格情報が目立つように表示されるため、ユーザーの目につきやすく他の広告よりもクリック率が高くなる傾向があります。

クリック率が高くなることは品質スコアを上げる際に役立ちます。
品質スコアとは、広告の効果を測定するためのスコアであり、広告に対するクリック率やクリック率からのコンバージョン率などのデータから計算されます。
品質スコアが高い広告はより多くの検索結果に表示される可能性が高くなるだけでなく、より低い広告単価で配信される可能性があるのです。

Google AdWords内で管理できる

Googleショッピング広告は、Google AdWordsというGoogleが提供する広告配信プラットフォーム内で管理できます。
Google AdWordsによる広告の管理は、広告の配信を効率的に行う際に役立ち、Googleショッピング広告を作成したり、キーワードやターゲットを設定したり、品質スコアを確認したりすることができます。

また、Google AdWords内では、広告の配信状況やクリック率などのデータを確認することもできます。

実店舗への集客も可能

Googleショッピング広告はオンラインだけでなく、実店舗への集客にも役立ちます。
Googleショッピング広告では、店舗の場所や営業時間などの情報を広告に含めることができ、店舗の場所を指定して特定の地域に広告を配信することで、実店舗の近くに住むユーザーに広告が届けられるようになります。

また、店舗の営業時間や営業日を指定することで、特定の時間帯や日に広告を配信することができ、店舗にアクセスしやすい時間帯に広告を表示させることもできます。
その上、店舗の住所や地図を広告に含めることで、ユーザーが実際に店舗にアクセスすることができることで、店舗へユーザーが気軽にアクセスできるようになるのです。

Googleショッピング広告を利用する2つのデメリット

Googleショッピング広告を利用することには以下の2つのデメリットがあります。

  • キーワード単位で入札設定ができない
  • フィードの登録や管理、更新が複雑

それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

キーワード単位で入札設定ができない

Googleショッピング広告では原則として、広告主がキーワードごとに入札の設定ができません。
したがってキーワードをわざわざ設定しなくても、Googleが検索ユーザーに合わせて自動で広告を配信してくれます。
このように自動で広告を配信してくれる仕組みは、便利であるといえます。

しかし逆をいうと、検索キーワードを設定できないため、自分の期待するキーワードで広告をコントロールできないというデメリットがあります。
Googleショッピング広告での広告配信はGoogle任せになってしまうため、場合によっては広告の配信結果が不安定になる可能性があるのです。

フィードの登録や管理、更新が複雑

Googleショッピング広告では、必要な情報を表形式でまとめた「フィード」という形式で商品データ登録しなければなりません。
フィードに登録するためには、製品IDやカテゴリ、製品説明、在庫数にいたるまで多くの設定項目を設定する必要があります。
広告主が自社の製品やサービスをフィードに登録する際の設定は手作業で行うことが多く、設定も複雑であるため作業が煩雑であるといえます。

また、フィードの登録後もフィード内の情報が古いままになったり、不正な情報が含まれるようになったりする場合は、フィード内の情報の更新が必要となります。
フィード上のデータを逐一管理しなければいけないという点で、広告運用初心者の方や時間をあまりかけられないという方にとっては少し手間がかかると言えるでしょう。

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Googleショッピング広告の始め方

Googleショッピング広告の始め方

Googleショッピング広告は以下の6つの手順で始めることができます。

  • Googleアカウントの作成
  • Google Merchant Centerアカウントの開設・設定
  • Google Merchant CenterとGoogle広告を連携
  • データフィードを作成する
  • データフィードをアップロードする
  • ショッピングキャンペーンを作成する

それぞれの手順について詳しく解説していきます。

手順1:Googleアカウントの作成

Googleショッピング広告を始める際には、Google広告とGoogle Merchant Centerを利用する必要があります。
Google広告とGoogle Merchant Centerの利用には、Googleアカウントが必要となるため、持っていない方は作成しておきましょう。

手順2:Google Merchant Centerアカウントの開設・設定

Google Merchant Centerとは、Googleに商品を掲載、管理、分析するために必要なサービスです。
Googleショッピング広告を利用するためには、Google Merchant Centerで商品のデータを登録する必要があります。
したがってGoogle Merchant Centerを利用するためにアカウントの開設を行い、設定をしていきます。

Google Merchant Centerでは主に以下のような設定を行う必要があります。

・店舗名やサイト名などのビジネス情報の登録
・ユーザーの購入できる場所
・連絡先の設定
・ECサイトの所有権の登録

詳しくは『Google Merchant Center に登録する』を参考にしてみてください。

手順3:Google Merchant CenterとGoogle広告を連携

Google Merchant Centerのアカウントの開設が完了したら、広告の配信をするサービスであるGoogle広告と連携させます。
Google Merchant Centerの画面右上の設定メニューにある「リンクアカウント」からGoogle広告アカウントのIDを入力することで連携ができます。

手順4:データフィードを作成する

Googleショッピング広告を利用するために、商品のフィードを作成し、Google Merchant Centerに商品データをアップロードします。
データフィードでは、IDや商品名や商品説明、商品画像などをGoogleが指定している表形式で作成する必要があります。

データフィードに登録する情報は、Googleショッピング広告で表示される商品カードの情報として使用され、ユーザーが商品を見つけやすくするために利用されます。

したがってデータフィードを作成する際は、必須項目でなく推奨項目も記入するようにしましょう。
詳しくはGoogle Merchant Centerのヘルプページにある、『商品データ仕様』を参考にしてください。

手順5:データフィードをアップロードする

データフィードの作成が完了したら、Google Merchant Centerにアップロードしていきます。
アップロード方法には、一つずつ商品を追加する方法と複数の商品を一括でアップロード
の2つがあります。
インターネットで商品を出品する際は複数の商品を取り扱うことが多いため、複数の商品を一括でアップロードする方法を選択することがオススメです。

また、一括でアップロードする方法には以下の4つの方法があります。

  • Googleスプレッドシート
  • 定期的に取得
  • アップロード
  • Content API

GoogleのサービスであるGoogleスプレッドシートを利用すると、便利に商品を追加できるためオススメです。

手順6:ショッピングキャンペーンを作成する

データフィードのアップロードが完了したら、いよいよショッピング広告の配信を行っていきます。
Google広告の左側のメニューから「キャンペーン」を選択し、右下のプラスマークをクリックしてキャンペーンの作成画面に移動します。
キャンペーンで達成したい目標を選択し、今回はショッピング広告を配信するので、キャンペーンタイプを「ショッピング」に設定します。

その後、作成するキャンペーンについて以下のような項目の設定も行います。

  • キャンペーン名
  • 入札単価
  • 一日あたりの予算
  • 優先順位
  • ネットワーク

詳しくはGoogle Merchant Centerのヘルプページにある、『通常のショッピング キャンペーンを作成する』を参考にしてください。

設定が完了したら、「保存」をクリックすると準備が完了です。
あとは、広告料金の支払い方法を設定することで、Google Merchant Centerで承認された商品がGoogleショッピング広告として配信されます。

Googleショッピング広告を運用する際の2つのコツ

Googleショッピング広告を運用する際の2つのコツ

Googleショッピング広告では運用を開始したらそれで終わりという訳ではありません。
運用開始後も以下の3つのコツに気をつける必要があります。

  • フィードの更新をする
  • スマートショッピングキャンペーンを利用する

それぞれのコツについて詳しく解説していきます。

フィードの更新をする

フィードは商品登録をするためのフォーマットであり、フィードに登録した情報はユーザーに広告を配信する際に利用されます。
商品情報が古いとユーザーの検索結果に対して適切な広告を配信できない可能性が高くなってしまいますので、お客様に最新の情報を提供しより多くの商品を提供するためにも、フィード上の商品データは定期的に更新をするようにしましょう。

また、フィードの情報は充実させておくに越したことはありません。
フィードへの登録時の商品データの項目には必須項目と推奨項目がありますが、必須項目だけでなく、推奨項目の登録もしておくようにしましょう。

スマートショッピングキャンペーンを利用する

スマートショッピングキャンペーンとは、商品フィードの情報を活用して、広告の運用をAIによって半自動化して広告配信することができる機能です。
運用を半自動的に行ってくれるため、広告運用の手間を最大限に抑えることができるようになるのです。

また、スマートショッピングキャンペーンでは、通常のショッピングキャンペーンとは違いYouTubeやGmailなどの様々なディスプレイネットワーク上にも配信が可能になります。
スマートショッピングキャンペーンを設定するためには、コンバージョンタグを設定し、キャンペーン設定画面で「スマートショッピングキャンペーン」を選択することでできます。
ショッピングキャンペーンで結果がでている場合は、配信量が圧倒的に多いスマートショッピングキャンペーンに移行することで更なる効果が期待できます。

まとめ

以上Googleショッピング広告について、基礎知識からメリット・デメリット、始め方、運用のコツまで詳しく解説してきました。

今回は、始め方や、費用など基本的な部分を解説しましたが、Googleショッピング広告のような商品広告は開始してからが非常に重要です。
ユーザーに商品を効率的に宣伝できるように、商品の情報は常に最新の状況アップデートし、状況に合わせて宣伝方法も変更していかなければいけません。
Google Merchant CenterやGoogle AdWordsでは広告結果の分析に適した様々なツールが提供されています。
そのようなツールを利用することで、より効率がよく広告の運用を進めていくことができるでしょう。
Googleショッピング広告を始めて結果がすぐ出ないこともありますが、コツコツと続けていくことが、売上の上昇につながることは忘れないようにしましょう。

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